動画を使った説明型商品のWEBマーケティング
企業の取扱商品はオンラインショップの買い物かごシステムで販売できるものばかりではありません。多くの商品は実際に営業マンが企業を訪問し、説明しなければ売ることはできないと思われています。
しかし実際にはそのようなことはありません。その商品の特性を考慮して戦略を立てれば、説明型商品でもウェブマーケティングを活用して販売することができます。
今回のケースは、自動車修理用の片面スポット溶接機という製品で、通常の溶接機よりも高機能、高性能なものです。そのために安価ではなく、また実際に見てもらわなければ差が分かりにくいために、良いものですが売りにくいタイプの製品です。
実機でのデモと同じ効果を動画で与える
以前、クライアントの株式会社アイペック様のオートサービスショー(展示会)への出店をお手伝いした際、ブースの一番目立つところでこの商品のデモコーナーを設置されていました。私もデモを見学していましたが、かなり人が集まり、実際にお客様の反応も非常によかったため、後日この製品について詳しくお聞きしてみました。
以前はあちこちのイベントに出展してデモを行って販売していたそうですが、自動車業界が勢いを失うにしたがって、高い出展費用に見合わなくなってきてしまったそうです。このためにデモの機会も減ってしまい、なかなか売れなくなったとのことでした。
そこで、実際にデモをするときのシナリオ通りにやっていただき、ビデオで撮影したものを、ウェブ用に編集して公開することを提案しました。同時に製品の紹介ページを1ページで分かりやすくまとめなおしました。
説明型商品には動画+検索エンジン広告
今回のような説明型商品の場合は、ウェブサイトでしっかりと説明しようとすると、非常に長い文章を読んでもらわなければならず、効果は低くなります。動画は短時間で多くの情報を伝えることができるため、このような商品のウェブマーケティングには最適です。
最近は撮影機器や動画編集ソフトも安価になり、従来のように制作に多大なコストがかかるということもなくなってきました。ただ、素人がビデオで撮影しただけの動画では、見ていて飽きてしまい、かえって悪い印象を与えてしまいます。短時間でテンポ良く、飽きさせずに情報を伝えるためには、シナリオに基づき、きちんと編集された効果的な動画を制作する必要があります。
また、動画自体には集客力はないため、検索エンジン広告を使ってターゲットとなるユーザーを集客することも合わせて行います。このような商品の場合、一般の消費者がアクセスするものではありませんので、検索エンジン広告の費用も月に1万円で収まってしまう場合がほとどんどです。
この製品は自動車修理工場をターゲットとしていましたが、オープンしてみると、すぐに複数の大手製鉄会社から問い合わせが来て、実際に販売することができました。自動車修理業界では以前からあった製品でも、製鉄業界では見たことがなく、こういった製品を探していたそうです。これもウェブマーケティングならではの結果です。
クライアント様としても従来では考えられない新規の顧客を開拓できたということで、大変喜んでいただけました。
